【不動産用語File.2】ビット?ビッド?

不動産業界で働いていると、業界スラングと言いますか、先輩社員がごく普通に使っている言葉が新入社員にとっては聞きなれない言葉であることも非常に多いです。

 

私自身、「ビッド」という単語を初めて聞いたときには分からず、聞き取れた雰囲気で「ビット」とインターネットで調べてみても、なかなかピンと来ませんでした。

そのまま放っておいて何とか会話の文脈の中から意味をなんとなく把握するに至りました。

 

「ビット」ではなく、「ビッド」が正しい表現です。

なお、「ビッド」とは、物件の売買のときによく使われる単語です。

 

◎ビッド方式

売却される物件に対して、その物件を購入したいと考える複数の会社が、買取希望価格やその他条件を提示し、売却側にとって最も良い条件を提示することができた会社が、優先的に交渉することができる権利(優先交渉権)を得る方式のことを言います。

同じ意味で、「入札」「コンペ」「競売」とも言われます。

 

オークション方式に似ていますが、ポイントは「その他条件」も売却側へ提示して選考にかけられることにあります。

 

どのような開発計画を考えているのか、どのような共同事業者を想定しているのかなど、総合的に見たときに、その物件自体にとって最も良いとされる条件を示すことが重要になるのです。

 

 

以上です。

不動産は、動産と違う点が非常に多く、複雑で、それだけ面白い資産です。

 

周りの人が何を言っているか分からない、という状況が続くのは非常にもったいなく、言葉の意味をなるべく理解することは、生産性の高い仕事をする上で必須だと思っています。

周りの人に聞くのが恥ずかしい、という人もいるかと思いますので、このブログで紹介できる単語はどんどんしていきたいと思います。

 

もし単語が分からず悩んでいる人がいれば、コメントで書いていただければ可能な限りお答えいたします。

 

「いいな」と「コメント」をお待ちしています。